TOPへ

ブログ

親が出っ歯・受け口だったら子どもの歯並びも悪くなるの?

こんにちは。
 
JR山手線「浜松町駅」北口から徒歩3分、都営大江戸線・浅草線「大門駅」A1出口から徒歩30秒にある
「トラストデンタルクリニック大門浜松町」です。
 
 
「歯並びって、子どもに遺伝しますか?」
 

結論からいうと、親の歯並びは遺伝することがあります。
 

けれども、遺伝するのは歯や顎の骨の形状だけではないのです。日常的な生活習慣やクセの遺伝によって歯並びに良くない影響を及ぼすことがあります。
 
 

「受け口」は遺伝する確率が高い

特に遺伝しやすいのは、骨格要因の歯並びの乱れです。
 

いわゆる受け口と言われている不正咬合「下顎前突」は、顎の大きさのバランスや角度などによって起こる傾向があります。
 

同様に、出っ歯も顎の骨の突出が原因になっているケースがあり、こちらも遺伝しやすいといえます。
 

3歳くらいのお子さんに受け口や出っ歯の兆候が見られれば、成長とともに治ることはほとんど期待できないため、早期対応をおすすめします。
 

早い時期に小児矯正歯科で相談すると、本格的な歯列矯正を始める前に簡単な装置を使って矯正の下準備ができます。
 
そうすることで抜歯せずに矯正治療できる可能性が高まるなど、お子さんにとってメリットが大きくなります。
 
 

生活習慣の遺伝で歯並びが悪くなる

実は、知らず知らずのうちにしている日常的な習慣やクセが歯並びを悪くしているのですが、親御さんにそうした悪いクセがあるとお子さんにもうつります。これについては、骨格性の遺伝よりもリスクが高いのではないかという見方もあるほどです。
 

例えば、頬杖をつく、舌で歯の裏を押す、横向き寝、爪を噛む、指しゃぶり、歯ぎしりなど。
 

「えっ、それくらいで?」と驚くかもしれませんが、大人でも食事の時に同じ方でばかり噛んでいると、顔がだんだん歪んでくるといった現象が起こります。
 

お子さんの骨はやわらかいので、大人よりももっと毎日の習慣やクセが歯並びの悪化につながりやすいのです。
 

こうした悪いクセや習慣があれば、親子でいっしょに改善していくように努めましょう。
 
 

アレルギーの遺伝が影響することも

慢性的なアレルギー鼻炎になると、鼻で息ができずに口呼吸がクセになります。
 
口呼吸はポカンと口が開いたままになるため口周りの筋肉が弱くなり、歯が前へ傾いて出っ歯になってくるリスクがあります。感染症のリスクも高まります。
 

早めに耳鼻咽喉科で診察を受け、根本的な病気を治療するようにしてください。
 

こうしてひとつひとつ生活習慣や日常的なクセを正しく改めていき、歯並びの悪化を予防しましょう。