歯がボロボロすぎて歯医者に行けない人必見!5つの原因と放置の危険性を解説
歯医者は虫歯を治すための場所です。にもかかわらず「歯がボロボロすぎるから」という理由で歯医者に通えない方は少なくありません。
しかしボロボロの歯を放置していると、かかる治療費はどんどん増えていきます。また細菌が身体中に回って、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすリスクも増大します。
今回は「歯がボロボロすぎて歯医者に行けない」と考えてしまう5つの原因や、放置するとどうなるのか、なかなか一歩踏み出せない方のための歯医者の選び方についてまとめました。
歯科医の目線から、本音で解説をします。記事を最後までチェックすれば「今度こそは歯医者に行こう」と決心でき、歯の悩み解消に向けた一歩を踏み出せますよ。
「歯がボロボロすぎて歯医者に行けない」と考えてしまう原因
歯がボロボロすぎて歯医者に行けないと考えてしまう原因は、大きく以下の5つに分類されます。
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- 歯医者にボロボロの歯を見られるのが恥ずかしいから
- お金がないので治療費がいくらかかるのか不安だから
- 歯医者に怒られそうだから
- 治療が怖いから
- 歯がボロボロすぎて治療が長期に及びそうだから
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それぞれ、対処法とともに解説します。
歯医者にボロボロの歯を見られるのが恥ずかしいから
歯がボロボロな人は、自分の歯を他人に見られないように気をつけながら生活をする傾向にあります。
具体的には、口を大きく開けて笑うことを避けたり、一年中マスクを着用したりといった形です。
歯医者に通うとなると、これまで隠してきた口の中を、歯科医や歯科衛生士に見せなければなりません。
よって「ボロボロの歯を見られるのが恥ずかしい」と感じて、歯医者に行けなくなってしまいます。
しかし「ボロボロな歯を見慣れていない一般の人」に見られるならまだしも、日々虫歯を治療している歯科医に対して恥ずかしいと思う必要はありません。
それでも恥ずかしさが拭えない方は、以下の記事をチェックしてみてください。
関連記事:歯がボロボロで歯医者に行くのが恥ずかしい人必見!勇気を出す秘訣と放置するリスク
お金がないので治療費がいくらかかるのか不安だから
歯医者での治療費は、以下の条件によって決まります。
- 虫歯の本数
- 症状の進行度合い
- どんな治療法を選択するか(保険適用 / 保険適用外)
歯がボロボロだと虫歯の本数は多く、症状も進行していると考えられます。よって治療費もそれなりにかさんでしまうでしょう。
金銭面で不安があると「治療できるお金がないから」と歯医者に行くのをためらってしまいますよね。
金銭面に余裕がある場合でも「ボロボロの歯だとそれなりの治療費になるのでは?」と不安になります。
しかし歯医者には、保険適用か保険適用外か、そしてそれぞれのなかでも複数の選択肢があります。
よって、ある程度のご予算内で治療が可能です。
例えば保険適用の総入れ歯は、15,000円ほどで作成できます。総入れ歯以外の選択肢として、費用はかかりますが保険適用外のインプラントという方法もあります。
関連記事:歯がボロボロだと治療費はいくらに?お金がない場合の対処法も紹介
歯医者に怒られそうだから
歯がボロボロの状態で歯医者に行くと、以下のように怒られるのではないかと考える方もいらっしゃるでしょう。
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- なんでこんなになるまで放っておいたの?
- 普段から歯磨きしてないでしょ?
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しかし、カウンセリングや治療の最中に怒り出す歯科医はいません。
日本にはコンビニの数より多い歯医者があります。よって上記のような感情を抱く歯科医が完全にゼロとは言いません。
しかし大半の歯科医は怒るどころか、歯磨きや食習慣の指導、うがい薬の紹介などを通じて、どうすれば口内を良い環境に保てるかを丁寧に教えてくれます。
「歯がボロボロの状態で歯医者に行ったら怒られるのでは?」と心配する必要はありません。
治療が怖いから
歯医者での治療に、苦手意識を持たない方はいません。
「キーン」という金属音が聞こえると、いつズキッと痛みが来るかビクビクしてしまいますよね。
治療中に力みっぱなしで、治療後には手汗がびっしょりという経験をお持ちの方も少なくないでしょう。
歯がボロボロであれば、当然治療期間も長引きます。1回でも気が重くなる治療を、5回10回と受けなければなりません。
こういった治療への恐怖から「歯がボロボロで歯医者に行くべき」と分かっていても、なかなか一歩を踏み出せない方がいます。
しかし麻酔を打てば、痛むのは最初だけで、治療中は痛みに怯える必要はありません。
また詳しくは後述しますが、半分眠っているような感覚のなかで治療を行える静脈内鎮静法という選択肢も存在します。
歯がボロボロすぎて治療が長期に及びそうだから
歯医者で虫歯の治療をする際に「え、今日はこれだけ?」「もっとまとめて治療しないの?」といった経験をした方もいらっしゃるでしょう。
詳しい解説は省きますが、保険治療の制約等の理由から、一度に行える治療には限りがあります。
歯がボロボロであれば、それだけ治療期間も長くなります。仕事や家事育児に追われている方は、この治療期間がネックになるかもしれません。
何ヶ月も貴重な週末を使って歯医者に通い続けるのは大変です。
しかし歯医者の中には、早朝や夜間に診療をしているところや、短期集中で治療をしてくれるところもあります。
よって、きちんと探せば無理なく通える歯医者が見つかるでしょう。
「歯がボロボロすぎて歯医者に行けない」を放置するとどうなる?
「歯がボロボロすぎて歯医者に行けない」状況を放置すると、以下の事態を招きます。
- 歯を失う
- 治療費が高くなる
- 歯以外の健康にも悪影響を及ぼす
- 歯にコンプレックスを抱えたまま生活をすることになる
それぞれ詳しく見てみましょう。
歯を失う
虫歯が進行すると、最終的には歯がなくなります。虫歯になってから歯を失うまでの流れは以下のとおりです。
進行段階 |
症状 |
①初期の虫歯(C0) |
エナメル質が溶け始め白く濁る |
②エナメル質の虫歯(C1) |
エナメル質がさらに溶け黒ずむ |
③象牙質の虫歯(C2) |
エナメル質の内側にある象牙質まで虫歯が進行 |
④神経まで達した虫歯(C3) |
神経まで虫歯が進行 |
⑤歯根まで達した虫歯(C4) |
歯の大部分が溶けてなくなる |
歯医者に行けば、虫歯の進行を食い止めたり、セラミック・ブリッジ・インプラントなどで見栄えを良くしたりできます。
一方ボロボロの歯を放置し続ければ、どんどん歯を失っていきます。
治療費が高くなる
ボロボロの歯を放置すれば、虫歯は進行していきます。そして虫歯が進行すればするほど、治療費は高くなります。
例えば先ほど紹介した表の①や②であれば、1,000〜5,000円ほどの治療費しかかかりません。
一方で④や⑤の虫歯になってくると、数万円単位の治療費がかかります。
治療の成功率を高めたり見栄えをより良くしたりするために、保険適用外の治療法を選択する場合には、数十〜数百万円の治療費がかかります。
「どうせもうボロボロだから今更行ったって…」と諦めてはいけません。「今」歯医者に行くことが、治療費を最も抑えられる選択肢です。
関連記事:歯がボロボロだと治療費はいくらに?お金がない場合の対処法も紹介
歯以外の健康にも悪影響を及ぼす
ボロボロの歯を放置していると、歯以外の健康にも悪影響を及ぼします。
まず口内の細菌が血液に侵入して全身を巡ってしまうと、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。
他にも副鼻腔炎や骨髄炎など、ボロボロの歯の放置によって起こり得る疾患は、挙げればきりがありません。
また「ボロボロの歯を見られたくないから」と人目を避けて生活をするようになり、メンタルヘルスの観点からも悪影響が生じます。
「歯はボロボロだけど他は健康だから」とはいきません。ボロボロの歯を放置し続けると、取り返しのつかないことになる可能性があります。
歯にコンプレックスを抱えたまま生活をすることになる
この記事に辿り着いた方の大半は、自分の歯にコンプレックスを抱えているはずです。
コンプレックスの種類は人それぞれです。身長や骨格など、どうしようもないものもあります。
しかし「歯」は、治療によって改善できるコンプレックスです。少し極端ですが、例え今は歯がボロボロであっても、治療することで芸能人のような綺麗な歯を手に入れられます。
「歯がボロボロすぎて歯医者に行けない」と虫歯を放置していると、一生コンプレックスを抱えたまま生活をおくらなければなりません。
重い腰を上げて歯医者について調べている今の勢いのまま、歯医者を選ぶところまでもう一歩踏み出してみましょう。
「歯がボロボロすぎて歯医者に行けない」と悩む方のための歯医者の選び方
「歯がボロボロすぎて歯医者に行けない」と悩む方に知ってほしい、歯医者の選び方は以下の3つです。
- 治療が怖いなら鎮静法を行う歯医者がおすすめ
- 費用面が不安なら保険適用の治療がおすすめ
- 「歯がボロボロ」な人の治療実績が豊富な歯医者がおすすめ
順番に解説していきます。
治療が怖いなら鎮静法を行う歯医者がおすすめ
患者様が歯医者に行きたがらない最大の理由が「痛み」です。しかし現代では、痛みを抑えるための選択肢が複数存在します。
最も一般的なのが麻酔です。麻酔の針を刺すのが怖い場合は、その前に歯茎に塗る表面麻酔があります。
また腕の静脈から麻酔液を注入する「静脈内鎮静法」であれば、ほとんど意識のない状態で治療を進められます。
治療への恐怖の度合いに応じて「麻酔注射▶︎麻酔注射&表面麻酔▶︎静脈内鎮静法」と3つの選択肢があります。
費用面が不安なら保険適用の治療がおすすめ
歯医者での治療は、保険治療と保険外治療(自費治療)に分かれます。保険外治療の方が審美性や治療の成功率は高いですが、その分費用がかかります。
費用面が不安であれば、保険適用の治療がおすすめです。
保険適用でインプラントの治療はできませんが、ブリッジは保険が適用される場合もあり、治療費を抑えられます。
ブリッジは入れ歯のように取り外しをする手間もかかりません。
歯医者に行ったからといって、その日にすぐに治療が始まるわけではありません。まずはどんな治療法があるのか、それぞれ治療費はいくらかかるのかを聞いてみましょう。
「歯がボロボロ」な人の治療実績が豊富な歯医者がおすすめ
歯医者は国内に約7万件あります。そして歯医者ごとに、特徴や得意とする領域が異なります。
例えば虫歯治療一筋の歯医者もあるでしょう。一方で歯列矯正に強い歯医者や、ホワイトニングの評判が良い歯医者もあります。
ボロボロな歯を治したいのであれば、当然「ボロボロな歯の治療実績が豊富な歯医者」がおすすめです。
普段から歯がボロボロな患者様の治療をしているので、口の中を見せても驚かれることはありません。また「ボロボロな歯の治療」に関するノウハウも蓄積されています。
歯医者を選ぶ際は、ホームページを見て「何に強い歯医者か」を確認してみてください。
トラストデンタルクリニックではボロボロの歯を短期集中&費用を抑えつつ治療できます
トラストデンタルクリニックは、東京都港区浜松町の歯科医院です。
「ボロボロの歯」の治療に特化しており、治療実績も豊富です。
▲当院での治療例
当院では、急に治療を始めることはありません。患者様との信頼関係が築けたうえで、治療内容に納得いただけた場合にのみ、治療をいたします。
また当院では、治療が怖くてなかなか歯医者に行けない方におすすめする静脈内鎮静法の選択肢をご用意しています。
1回の治療時間を十分に確保することによる、短期集中での治療も可能です。
首都圏で「歯がボロボロ」とお悩みの方は、ぜひトラストデンタルクリニックへご相談ください。
まとめ
「歯がボロボロすぎて歯医者に行けない」と考えてしまう5つの原因や、放置するとどうなるのか、なかなか一歩踏み出せない方のための歯医者の選び方について解説しました。
「歯がボロボロ」でも、治療をすれば綺麗で健康的な歯を手に入れられます。
歯医者について調べているこの機会を逃さず、ぜひ歯がボロボロな方への治療に特化した歯医者を探してみてください。