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歯を全部インプラント(オールオン4)にする際の費用は480〜960万円!デメリットも本音で解説

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歯を全部インプラント(オールオン4)にする際の費用は480〜960万円!デメリットも本音で解説

歯を全部インプラントにする場合、オールオン4がおすすめです。

オールオン4とは1つの人工歯根で複数の人工歯を支える治療法です。従来であれば800〜1,400万円かかる治療費を、480〜960万円に抑えられます。

「芸能人みたいに綺麗な歯を手に入れてコンプレックスから解放されたい」「でも全部インプラントとなると費用がかかりそうで不安」とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。

今回は歯を全部インプラントにする際はオールオン4がおすすめである理由や、かかる費用、治療のデメリットなどについてまとめました。

インプラント治療を得意とする歯科医の目線から、本音で解説をします。

記事を最後までチェックすれば、歯を全部インプラントにしたい方が知っておくべき知識が、ひと通り手に入ります。

歯を全部失った方にはインプラント治療のなかでもオールオン4がおすすめ

そもそもインプラントとは、顎の骨に人工歯根を埋入して、その上に人工歯を装着する治療法です。

歯を全部、あるいはほとんど失った方が従来のインプラント治療を受ける場合、人工歯根を20本近く埋入しなければなりません。

そこでおすすめの治療法が、オールオン4です。

オールオン4とは?:
片顎4本(上下合わせると8本)の人工歯根で前歯から奥歯まですべての人工歯を支える治療法のこと。

オールオン4では従来のインプラントと比べて、埋入する人工歯根の数が少なく済みます。

オールオン4をおすすめする理由は、以下の3つです。

  • オールオン4だと身体への負担を抑えられるから
  • オールオン4だと顎骨が痩せていても治療を受けられるから
  • オールオン4だとかかる費用を抑えられるから

それぞれ詳しく見てみましょう。

オールオン4だと身体への負担を抑えられる

インプラント治療では、顎骨に人工歯根を埋め込みます。その際、外科手術が必要です。

麻酔を使うため手術中の痛みはありませんが、何度も外科手術を受けるため身体的負担になるでしょう。

手術の回数が増えれば、術後に痛みや腫れが出る可能性も高くなります。

オールオン4では、埋入する人工歯根の数を、片顎4本に抑えられます。上下の歯をすべてインプラントにする場合でも、埋入する人工歯根の数は8本です。

そのため手術時間や回数が減り、身体的負担を軽減できます。

高齢者や持病のある方でも、身体的・精神的なストレスを抑えて治療を受けられます。

関連記事:インプラントは痛いですか?術中・術後・数年後に分けて歯科医が忖度なしで解説
関連記事:インプラントの麻酔方法・種類は2つ!静脈内鎮静法・局所麻酔の特徴や費用を紹介

オールオン4だと顎骨が痩せていても治療を受けられる

歯を失って長期間放置していると、顎の骨が吸収されて痩せてしまう「骨吸収」が進行します。

何本もの歯を失い、そのまま放置している方の口周りがしわしわに見えるのもそのためです。

インプラントは前述のとおり、顎骨に人工歯根を埋め込む治療法です。十分な骨量がないと、治療を受けられません。

顎骨の厚さや幅が不十分だと、場合によっては骨造成手術を受けなければなりません。

骨量は、顎骨の箇所によって異なります。厚さ・幅が十分な箇所もあれば、不十分な箇所もあるといった形です。

そして歯をすべてインプラントにする場合、従来の治療法だと骨量が不十分な箇所に当たる可能性が高くなります。

しかしオールオン4では、骨量が十分な箇所を活用して、人工歯根を埋入します。

人工歯根の本数が少なく済むので、骨量が不十分な箇所に無理をして人工歯根を埋入する必要はありません。

つまり顎骨が痩せていても、治療を受けられます。

オールオン4だとかかる費用を抑えられる

インプラントは、虫歯の治療法のなかで、最も費用のかかる選択肢の1つです。詳しくは次の項目で解説しますが、かかる費用は1本あたり40〜70万円となっています。

しかしオールオン4では、通常のインプラント治療と比べて、かかる費用を抑えられます。

費用を抑えられる最大の理由は、使用する材料の少なさです。

オールオン4では、本来20本以上必要である人工歯根を、上下合わせて8本に抑えられます。その分使用する材料が減り、費用を抑えられます。

また外科手術の回数や時間が減る点も、費用を抑えられる理由の1つです。

一般的には、治療を受ける歯の本数に比例して、治療費は高くなります。しかしオールオン4を選択すれば、割安でインプラント治療を受けられます。

歯を全部インプラントにするのにかかる費用は480〜960万円

オールオン4で歯を全部インプラントにする際にかかる費用は480〜960万円です。本数が多い分、数百万円から場合によっては一千万円近い費用がかかります。

費用目安に幅があるのは、使用する素材などによって価格が異なるためです。

従来のインプラント治療では、1本あたり40〜70万円の費用がかかるとお伝えしました。つまり仮に歯を全部インプラントにする場合、20本だと800〜1,400万円の費用が必要です。

たしかに480〜960万円という金額は、決して安くはありません。

しかし従来のインプラント治療でかかる800〜1,400万円と比較すると、オールオン4はお得な選択肢であると言えます。

関連記事:インプラント費用は1本40〜70万円! 前歯と奥歯の違いや費用を抑える5つの方法を紹介

歯を全部インプラントにする際も保険適用は原則なし

虫歯の治療では、保険が適用されるケースがあります。例えば虫歯を治療して銀歯を入れる場合、保険が適用されて3割負担で済みます。

しかしインプラント治療に、保険は適用されません。自由診療なので、全額患者様にご負担いただく必要があります。

保険が適用されないのは、インプラントが審美性や耐久性に優れた治療法だからです。

銀歯など、必要最低限の機能を保全するための治療でしか、保険は適用されません。

インプラントに保険が適用されるケースもありますが、以下のように先天的な疾患を持っている場合などに限られます。

  • 顎骨の3分の1以上が欠損、形成不全である
  • 先天性欠如歯が6本以上ある
  • 条件を満たす医療機関で治療する

関連記事:インプラントが保険適用になったのはいつから?条件が厳しすぎるって本当?将来についても解説

歯を全部インプラントにするのにかかる治療期間は6ヶ月〜1年

インプラントの治療期間は、6ヶ月から1年です。他の選択肢と比べると、治療期間が長くなっています。

インプラント治療の大まかな流れは以下のとおりです。

  • 治療計画と精密検査(2日〜2週間)
  • 事前治療(治療期間は人それぞれ)
  • 人工歯根埋入(1日)
  • 人工歯根の定着期間(3〜6ヶ月)
  • 人工歯の装着(1日)

顎骨に人工歯根を埋め込んでから、定着するまでに数ヶ月待たなければなりません。その分、治療期間が長くなっています。

なお歯を全部インプラントにするからといって、治療期間がさらに長引くことはありません。原則として6ヶ月から1年の間で治療は完了します。

関連記事:インプラントの平均治療期間は7.5ヶ月!最短で3ヶ月!歯がない期間や食事について解説

歯を全部インプラントにするデメリット

歯を全部インプラントにするデメリットは、以下の3つです。

  • 治療費が高額になる
  • 手術時間が長くなる
  • 治療できる歯科医院が限られる

1つずつ詳しく見てみましょう。

治療費が高額になる

オールオン4では、従来のインプラント治療よりも治療費を抑えられるとお伝えしました。

しかしそれでも、ただでさえ高額なインプラント治療をすべての歯に対して施すため、治療費は数百万円から場合によっては一千万円近くになります。

前述のように保険は適用されないため、全額を自身で負担しなければなりません。

オールオン4でもそれ以外のインプラント治療でも、費用を理由に治療を断念せざるを得ない方もいます。

なお詳しくは後述しますが、歯を全部失った方の治療法は、インプラントだけではありません。ブリッジや入れ歯といった選択肢も存在します。

ブリッジや入れ歯では、治療費を何倍も抑えられます。

相談時にもらえる見積もりで、無理なく支払える範囲かどうかを確認することが大切です。

手術時間が長くなる

インプラントは、外科手術を伴う治療法です。外科手術の内容は、抜歯と人工歯根の埋入の2つです。

抜歯と人工歯根埋入の間に期間を設ける抜歯待時埋入と、期間を開けない抜歯即時埋入の治療法があります。

いずれにせよ、治療する歯の本数が増えれば増えるほど、手術時間は長くなります。

しかしオールオン4で埋入する人工歯根は、最大8本です。そのため1本ずつすべての歯に埋入した場合と比べると、手術時間は短時間で済みます。

関連記事:インプラントの抜歯即時埋入とは?メリット・デメリットや費用について解説

治療できる歯科医院が限られる

そもそもすべての歯科医院で、インプラント治療を受けられるわけではありません。

またインプラント治療を行っている歯科医院でも、オールオン4に対応していないケースがあります。

そのため、まずはオールオン4の治療を受けられる歯科医院探しから始めなければなりません。

もし通った経験のある歯科医院がオールオン4に対応していない場合、1から歯医者を探す必要があります。

歯を全部失った方のインプラント以外の選択肢

歯を失った方の治療法は、インプラントだけではありません。以下2つの選択肢も存在します。

  • ブリッジ
  • 入れ歯

それぞれ詳しく解説します。

ブリッジ

ブリッジは、欠損した歯の両隣にある健康な歯を削り、支えにして人工歯を固定する治療法です。

治療費は保険適用で1本3〜4.5万円、自由診療で1本4〜54万円です。

保険適用の場合、犬歯より奥には銀歯しか使用できないなどの制限があります。

また前歯には白い素材を使用できますが、自由診療で使用するものと比べると審美性・耐久性ともに劣ります。

ブリッジもインプラントと同様、着脱の必要がありません。

しかしすべての歯を失っている場合、支えとなる健康な歯が存在しないため、ブリッジは選択できません。

あくまで歯を数本欠損してしまった方のための治療法となります。

関連記事:インプラントとブリッジはどっちがいい?費用の違いや併用の選択肢について解説

入れ歯

入れ歯にも、保険適用と自由診療の選択肢があります。

保険適用の総入れ歯にかかる治療費は、3万円程度です。一方自由診療の総入れ歯にかかる治療費は、30〜70万円です。

自由診療の入れ歯は保険適用と比べて、強度・装着時や食感の違和感などの点で優れています。

歯を全部喪失している場合、ブリッジの選択肢は非現実的です。そのためインプラントか入れ歯から、治療法を選ぶこととなります。

特に保険適用の入れ歯は、インプラントと比べて圧倒的に低価格です。しかし入れ歯には、着脱が必要という最大のデメリットがあります。

食事や会話中に外れて、恥をかいてしまうリスクもあります。

こういったリスクを許容できるかどうかで、インプラントか入れ歯かを決めると良いでしょう。

歯を全部インプラントにする際の費用を抑える方法

歯を全部インプラントにすると、オールオン4でも、480〜960万円の費用がかかります。

費用面でオールオン4が難しい方には、デンタルローンの選択肢がおすすめです。

デンタルローンを利用すれば、比較的高額な治療を分割払いで受けられます。一般的な金利は年2.5〜8.8%と、キャッシングやカードローンと比べてもお得です。

「オールオン4の治療を受けたい」「だけどまとまったお金がない」といった方には、デンタルローンがおすすめです。

またオールオン4の治療費は、480〜960万円と幅があります。例えば金属ではないジルコニアという素材を選ぶと、費用が割高になったりします。

少しでも治療費を抑えたいのであれば、素材などは費用がかからないものを選びましょう。

「もう少しお金を貯めてから…」と先延ばしにすると、骨が痩せて骨造成手術が必要になり、余計に治療費がかかったりします。

そのため本当にオールオン4の治療を受けたいと思えるのであれば、ある程度思い切った決断も大切です。

歯を全部インプラントにしている芸能人はいる?

数十年前と比べるとカメラの性能やテレビの画質が上がり、映り方次第では口の中まではっきりと見えるようになりました。

そのため見た目や印象が重要視される芸能界には、インプラント治療を受けている方がたくさんいます。

しかし大半は数本のインプラント治療にとどまり、歯を全部インプラントにしている方はおそらくいません(いるかもしれませんが公言はされていない)。

インプラント治療を受けている芸能人の例は以下のとおりです。

  • 和田アキ子さん
  • 木村拓哉さん
  • 岡村隆史さん
  • 有吉弘行さん
  • イモトアヤコさん
  • 日村勇紀さん
  • 新庄剛志さん

例えば和田アキ子さんは、下顎のすべての歯をインプラントにしています。

数十年前までは、歯並びを気にせずにテレビに出演されている方も珍しくありませんでした。しかし今後、インプラントや歯列矯正を受ける芸能人は増え続けていくと考えられます。

それに伴い、芸能界以外でも、歯に対する意識はより高まっていくでしょう。

オールオン4で歯を全部インプラントにしたい方はトラストデンタルクリニックにお任せください

オールオン4で歯を全部インプラントにしたい方はトラストデンタルクリニックにお任せくださいトラストデンタルクリニックは、東京都港区浜松町の歯科医院です。当院では、インプラント治療に関するさまざまな選択肢を用意しています。

歯を全部失ってしまった方のための、オールオン4も提供しています。

当院の強みは、サージカルガイドを使用した、メスを使わない低侵襲インプラント治療です。

低侵襲インプラント治療によって術後の痛み・腫れは軽減されます。手術時間も短縮され、20分で終わるケースも珍しくありません。

当院では、急に治療を始めることはありません。治療方法・治療期間・治療費・治療の痛みなどについて説明をして、ご納得いただいたうえで治療を行います。

当院における前歯4本の治療事例(インプラント2本・ブリッジ2本、治療期間6ヶ月、治療費132万円)

オールオン4で歯を全部インプラントにしたい方はトラストデンタルクリニックにお任せください

Before

オールオン4で歯を全部インプラントにしたい方はトラストデンタルクリニックにお任せください

After

首都圏でインプラント治療についてお悩みの方は、ぜひトラストデンタルクリニックへご相談ください。

>>当院のインプラント治療について詳しく見てみる

まとめ

歯を全部インプラントにする際はオールオン4がおすすめである理由や、かかる費用、治療のデメリットなどについて解説しました。

オールオン4には、費用や身体への負担など、さまざまなメリットがあります。歯をすべて、あるいはほとんど失ってしまっている方には、オールオン4がおすすめです。

首都圏でインプラント治療についてお悩みの方は、ぜひトラストデンタルクリニックへご相談ください。

>>当院のインプラント治療について詳しく見てみる