矯正治療とは
矯正治療とは、矯正装置を使って歯を正しい位置に動かし、悪い歯並びやかみ合わせを改善する歯科治療です。歯が正しい位置に並んでいないと噛む力に偏りが起き、歯を破損してしまったり、ブラッシングの際に磨き残しが多くなり、むし歯や歯周病を発症しやすくなったりします。歯並びやかみ合わせは見た目に影響を及ぼすだけでなく、歯の健康寿命にも大きな影響を及ぼします。矯正治療を行うことできれいな口元と歯の健康を長く維持しやすくなります。また、口元のコンプレックスが解消し笑顔が増えることで、人に与える印象も変えることができます。
当院では矯正治療の無料相談も行なっていますので、お気軽にご相談ください。
矯正歯科治療に年齢は関係ありません
成人矯正
歯科矯正は子供の頃に行わないと効果がないというイメージがあるかもしれませんが、大人になってからでも十分に効果を得ることができる治療です。歯を動かすスペースを確保するために抜歯が必要になるケースもありますが、当院では、骨格やかみ合わせ、歯や歯周組織の状態、ライフスタイルなどを総合的に見て、一人ひとりに合った矯正方法をご提案いたします。
歯の状態に不安がある方や矯正装置の見た目が気になる方などもお気軽にご相談ください。
小児矯正
小児矯正ではおもに、顎の骨の成長を促進・抑制することで歯がきれいに並ぶためのスペースを作り、歯並びやかみ合わせの改善をします。歯並びやかみ合わせはお子さまの見た目だけでなく、発音や咀嚼の機能面、むし歯や歯周病などの健康面にも大きな影響を及ぼします。
一般的には6歳臼歯(奥歯)が生える6〜7歳に小児矯正を始めますが、顎の変形が強い受け口などの場合はもっと早く治療を始める必要があります。お子さまの歯や顎の成長や状態は一人ひとり異なりますので、お子さまの口元で気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
矯正治療のメリット
見た目の改善、コンプレックスの解消
矯正治療によって口元や横顔の見た目が改善します。歯並びのコンプレックスがあると、人目を気にして笑顔が少なくなってしまうことがあります。笑顔が少ないと暗い印象を与えてしまいます。歯並びのコンプレックスを解消することで、自信が生まれ、笑顔も増え、明るい印象を人に与えることができます。
むし歯や歯周病、口臭を防ぐ
歯並びが乱れていると、プラークが溜まりやすく、歯磨きをしても磨き残しが多く出やすいです。歯並びを整えることで、汚れを溜めにくく、歯磨きもしやすくなるので、むし歯や歯周病を予防し、口臭の改善にも繋がります。
咀嚼機能の改善、全身の健康維持
歯並びが整うと、左右均等に噛むことができ、歯や歯茎への負担が軽減します。咀嚼効率が向上することで胃腸にかかる負担も軽減します。また、顎や筋肉への負担も軽減し、肩こりや頭痛も改善します。咀嚼機能の改善は全身の健康維持のためにとても重要です。
総合歯科医院
総合歯科医院で矯正を行うメリット
矯正治療だけでなく、むし歯・歯周病治療や抜歯などの一般歯科治療も行える歯科医院のことを総合歯科医院といいます。矯正治療は審美面だけでなく骨格やかみ合わせなど口腔全体のバランスを見ながら治療することが大切です。お口の状態によって必要な治療を同じ歯科医院で行えるので、患者さまの通院の負担を軽減することができ、一人ひとりの状態に合った適切な治療を行うことができます。以下の総合歯科医院で矯正治療を行うメリットをご覧ください。
抜歯がその場で行える
矯正治療では歯を動かすスペースを確保するために、矯正前に抜歯が必要になるケースもあります。総合歯科医院であれば、同じ医院で抜歯を行うことが可能です。抜歯のために違う歯科に通う必要がないので、患者さまの通院負担を軽減し、スムーズに矯正治療を始めることができます。
むし歯、歯周病があれば治療できる
矯正治療はむし歯や歯周病がない状態で始めます。そのため歯の状態によっては矯正前にむし歯や歯周病治療が必要になります。また、矯正治療中も装置によっては歯磨きが難しく、むし歯などのトラブルが生じることがあります。総合歯科医院では、それらの口腔内の治療を別々の医院に通う手間なく行うことができます。
ブラッシング指導が受けやすい
総合歯科医院ではむし歯や歯周病の治療だけでなく、矯正装置ごとに汚れが溜まりやすい箇所の磨き方や、適したフロスや歯ブラシの選び方などのブラッシング指導を行います。
ワイヤー矯正中のホームケア
常に清潔な口腔内を保つ
ワイヤー矯正中はブラケットの周りや歯とワイヤーの間に汚れが溜まりやすいので、食事の後には必ず歯磨きをしましょう。手鏡などで磨き残しがないか確認し、正しい歯磨きを行うことで矯正中のトラブルを予防することができます。外食などで歯磨きができない時は軽くお口をゆすいで、帰宅後にはフロスや歯間ブラシを使用し丁寧な歯磨きを行いましょう。また、歯磨き粉を使用しないブラッシングでもお口をきれいにすることが可能ですので、洗面所以外の場所では歯磨き粉を使用せずにどこでも歯磨きをする癖をつけ、常に清潔な口腔内を保てるように心がけましょう。
エラスティックの着用
ワイヤー矯正中はエラスティックという矯正装置にひっかける輪ゴムのようなものを歯科医師の指示に従って使用します。ゴムの伸縮作用を利用し、歯に一定の力を加えることで歯を効果的に動かします。エラスティックの着用は煩わしさを感じるかもしれませんが、矯正期間の短縮にもつながりますので、歯科医師の指示に従い正しく着用しましょう。
定期的に通院
歯科医師に決められた頻度できちんと通院しましょう。定期的に矯正装置のメンテナンスや歯や骨の状態のチェックを行うことで、むし歯などのトラブルにも早期に対応でき、スムーズな矯正治療が可能です。
気になることや不安なことはすぐに相談
矯正治療中にブラケットやワイヤーで頬や唇の粘膜が傷ついたり、ブラケットの破損があったり、痛みが長く続くなど気になることや不安なことがあったら、すぐに歯科医師にご相談ください。また矯正装置を手でいじると装置を破損してしまうことがありますので、気になってもいじらないように気をつけましょう。
食事をする際に気をつけること
食事の際は、極端に硬いものは細かくしてから食べる、粘着性の強いものはなるべく避けるなど、矯正装置を破損しないように気をつけましょう。また繊維質なものや麺類などは矯正装置にはさまりやすいので食後の歯磨きを丁寧に行うようにしましょう。